LINE転送後に浮気調査をしようとしたが、バレてヤバいことになった件

「まさか浮気されているんじゃ…」

パートナーの浮気を疑ったら、浮気相手とのやり取りで多く使われるであろう…LINEアプリの存在が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に気になるのはLINEのトーク履歴!

しかし、トーク履歴は全て消してしまえば浮気の証拠隠滅となり…浮気の証拠が残っていない場合もあります。浮気に慣れている方は、バレないように慎重な行動を心掛けているはずです!

そこでLINEの自動転送機能というのはご存じでしょうか?自動転送機能とは、パートナーのLINEトークをあなたのスマホやパソコンに転送させる機能です!この機能が一部では浮気調査に役立つと言われています!

本記事では、「桜井さんのLINE転送での浮気調査失敗談」を元にLINE転送して浮気調査をする違法性・危険性を解説!記事の終盤では、違法にならないとっておきな浮気調査の方法をお教えいたします!

桜井さんのLINE転送での浮気調査失敗談

私は、以前旦那の浮気を暴くために探偵事務所に浮気調査をした経験があり、その経験があってか最近は友人から恋愛相談・夫婦の相談をされる機会が増えました。その中で、桜井さんという昔一緒に仕事をしていた同期の女性から「旦那が浮気をしてるっぽいから、LINE転送を使って浮気調査をしようと思う」と相談をされました。

私はLINE転送が浮気調査に使えることをネットでリサーチ済みだったので、LINE転送を使う危険性・違法性を桜井さんに話、やめるよう忠告したのですが…彼女は、旦那の浮気の不安から、旦那が寝ている間にLINE転送をしてしまったのです。

桜井さんは、旦那様のLINEのパスワードもIDも知っていたためログインし、自身のパソコンに旦那様と浮気女性とのLINEトークを送信。そこでまでは問題がなかったのですが、どうやら桜井さんは大きなミスをしていたのです。

それは、旦那様からトーク履歴を転送する際にメール機能を使ったのですが、そのメールを削除し忘れたことで、旦那様のスマホに転送した履歴が残ってしまったのです。

そのことでLINE転送を使ったことが旦那様にバレ…結果としては大きな夫婦喧嘩に発展。旦那様は浮気の事実を認めたが、関係修復が難しいほどに関係性が悪化したそうです。

このことから、本当に浮気を暴きたいなら探偵事務所へ浮気調査をするべきと私は考えます。そうでなければ、何もしないほうがいいのです。夫婦と言えど、勝手にLINEを見る行為はリスクが大きすぎます!

LINE転送して浮気調査することは違法です

パートナーの浮気を疑いたなくなる気持ちは、とてもよくわかるのですが…人のスマホを無断で見たり、人のスマホを使ってアプリにアクセスすることは違法にもなりかねません。LINE転送の違法性・危険性についてをチェックしてみましょう!

プライバシーの侵害

プライバシー権とは、みだりに私生活を公開されない権利のことをいいます。つまり自分のプライベートに関する情報をコントロールする権利のことです。行政に提供しているような個人情報だけではなく、人に知られたくないプライベートな情報や私的な情報も含まれます。

このため、どんなに仲良しなカップルでも、夫婦関係が破綻している状態でもパートナーのスマホを盗み見る行為はプライバシーの侵害に当たると言われています。

夫婦関係であっても、一人一人にプライバシーが保たれているので注意しましょう。もし、パートナーのスマホが気になるのであれば直接本人に許可を取ってみることが無難です。

不正アクセス禁止法に抵触する

第三条 何人も、不正アクセス行為をしてはならない。

第十一条 第三条の規定に違反した者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

不正アクセス行為の禁止等に関する法律

パートナーのLINEトークを転送する場合、パスワードの入力が必須条件になっています。他者のパスワードを不正に入手・保管することは不正アクセス禁止法違反に抵触する可能性があります。

もし、あなたがLINEトークを転送したことでパートナーが警察に相談に行った場合は、罰せられる可能性が高いでしょう。

「夫婦なんだから大丈夫でしょ…」と思う方もいるかもしれませんが、例え夫婦であっても勝手にパートナーのスマホを使って、他の端末で無断でログインする行為は違法です。

LINEの監視アプリを使うのも違法行為

LINEアプリ以外でもLINEアプリの監視ができたり、トーク履歴が転送できるアプリが出回っています。

例えば「mSpy」や「Spyzie」など…これらのアプリは、パートナーのスマホにアプリをインストールし遠隔操作でLINEのやり取りを盗み見することができます。

しかし、パートナーの同意を得ず勝手にアプリをインストールするという行為は刑法168条「不正指令電磁的記録に関する罪」に問われる可能性があります。LINEアプリの監視ができるアプリを利用するのも控えなければなりません!

もし、違法でなくてもダメな理由

上記ではLINE転送を使用する際の危険性・違法性をお伝えしましたが…違法でなくても、パートナーのLINEトークの履歴を転送する行為はよくない行為です。LINE転送の何がそんなにダメなのか!?下記で解説いたします!

パートナーが浮気していなかった場合、喧嘩の原因になってしまうかも…

パートナーのLINE履歴を転送した結果、パートナーの浮気は白だった…という場合。

パートナーは浮気をしていないのに浮気の疑いをかけられた挙句に、LINEのトーク履歴まで勝手に見られたことになります。

当然、パートナーは信頼されていなかった事実にショックを受け、少なからずあなたに対して怒りを覚えるはずです。それがきっかけになり大きな喧嘩に発展する可能性は否定できませんし、あなたに対して“LINEを勝手に見る人”というイメージが植え付けられてしまうので、あなたへの気持ちが離れることも考えられます。最悪の場合は、本当に浮気されてしまうことも十分に考えられます。

パートナーが浮気していた場合、警戒心を強めさせてしまうかも…

パートナーのLINE履歴を転送した結果、 実際にパートナーが浮気していた…という場合。あなたがパートナーのスマホを見たという事実、しかもLINEを転送していたということは浮彫になるので、パートナーが浮気への警戒心を強める可能性が高いです。

一度でも“LINEを見られて浮気がバレた”という経験があれば、あなたに浮気がバレないようにパートナーは巧みに浮気を隠そうとするのは当然のことです。

そうなると、今後はさらにパートナーの浮気の証拠を掴むことは難しいものになります。

大事な場面で浮気の証拠が使えない

日本の法律では、違法に得た浮気の証拠は裁判で証拠として採用されることはありません。したがって、LINEをパソコンに同期させてパートナーと浮気相手のやり取りをスクリーンショットで保存したとしても、その証拠はほとんど意味がないものとなる可能性が高いです。せっかくリスクを負ってまで、浮気の証拠を掴んだのに…大事な場面で使えないなんて悔しいですよね。

今あなたが浮気されていたとして、パートナーと浮気相手にそれなりの処置を取ってほしいと望んでいるのであれば、LINEをパソコンに同期させてLINEから浮気を暴くだけではなく、不貞の証拠となるものを他にも見つけなくてはなりません。浮気の証拠はできるだけ多い方が、何らかの処置を取るときにあなたが有利になれます。

関係性に亀裂が入る

パートナーに内緒でLINE履歴を転送し、トーク内容を勝手に見るという行為は今後の信用問題に関わってきます。

仮にパートナーが浮気をしていなかったにしてもスマホにはプライベートな内容、夫婦・恋人同士であっても見られたくない情報が一つや二つ入っているものです。それを自分の知らない間に勝手にパートナーに見られていたなんて…誰だって良い気分にはなりません。

裏であなたがそんなことをしていたとパートナーが知ってしまった場合、関係性に亀裂が入ります。一度なくした信用を取り戻すことは簡単ではないのですから、安易な気持ちでパートナーのLINEを監視する行動は控えなければなりません。すでに、LINE転送機能を使ってパートナーを監視しているという方は、パートナーにバレる前に早急にやめることをオススメします。

違法にならないで浮気調査をする方法はないのか

今までお伝えしてきた中で、LINE転送を浮気調査で使うことは違法だということをご理解いただけましたか?

今からやってみよう…とお考えの方やすでに使っているという方は、LINE転送以外の方法で浮気の証拠を掴むようにしてください。LINE転送は危険すぎます!

それじゃ…どうやって、パートナーの浮気の証拠を掴めばいいのか…私から提案できることは探偵事務所へ浮気調査を依頼することです。

探偵事務所の浮気調査は、調査のプロ集団が揃っており尾行・張り込み・聞き込みを行って確実な浮気の証拠を掴んでくれます。自分で浮気調査をすると知らず知らずの内に犯罪に抵触してしまうというリスクがあるのですが、 探偵事務所へ浮気調査を依頼すれば費用がかかりますが調査の間、あなたは待っているだけでいいのです。違法を犯すようなリスクもありません。

中には、探偵事務所が行う張り込みや尾行などは「ストーカー行為規制法違反」に値するのでは?と思う方もいるかもしれませんが…探偵事務所の調査員が、張り込みや尾行を行う事は違法にはなりません。

ストーカー行為規制法の規制対象となる「つきまとい行為」とは、特定の相手に対する恋愛感情やその他の好意・感情またはそれが満たされなかったことに対する恨みなどの感情を目的にする行為に限られるため、依頼を受けた探偵事務所が行う、張り込み・尾行は合法です。

私は浮気調査をしてもらい離婚という選択をしましたが、探偵事務所に浮気調査を依頼される方の中には、復縁を望んで依頼される人も多いそうです。

まとめ

「LINE転送後に浮気調査をしようとしたが、バレてヤバいことになった件」を、解説いたしました。

LINEアプリが誕生したことで、LINEを使って浮気をする人も増えている一方でLINEの便利な機能で浮気調査をする人も増えてきています。

しかし、パートナーに無断でLINEを使用・アクセスする行為は違法なのです!とても危険なことなので、今この機能を使用している人はすぐにでもやめるべきです。使い続けることで記事の冒頭で紹介した桜井さんのように、夫婦関係が悪化してしまう可能性もあるのです。

パートナーの浮気を暴きたいのであれば、LINE以外の方法を使って証拠を掴むようにしましょう!