浮気を調べる際、調査のプロである探偵はいろいろな方法を使います。
その中の1つとして挙げられるのが、尾行です。
尾行は、対象者の生活や怪しい言動を調べる際に用いられる調査方法。
ただ、具体的にどのようなことをするのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、過去に浮気調査を依頼したことがある私が、探偵から教えてもらった浮気調査の尾行テクニックについて紹介します。
記事の後半では一般人が尾行すべきではない理由も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
探偵が持つ浮気調査の尾行テクニックとは?
探偵の尾行は多くのことに気をつけて行われるもので、それらを踏まえた上で調べることにより、対象者に不審がられる可能性を減らします。
1人ではなく複数で動く
尾行と聞くと1人で行うイメージがあるかもしれませんが、探偵の場合は異なります。
探偵の尾行は複数で動く場合がほとんどで、1人では行わないそうです。
複数で動く理由、それは対象者を見失わないようにするため。
人が多い場所や薄暗い場所の場合、ちょっと目を離しただけで見失う恐れがあります。
もしその時点で見失えば、そこで調査が終了してしまうかもしれません。
複数であれば、1人の時よりも見失いにくくなります。
また、万が一怪しまれたとしても、他の人と交代することで警戒されにくくなるでしょう。
環境に合わせて変装する
尾行するエリアはビジネス街や住宅街など、状況によって異なります。
その際にそれぞれの場所に応じて変装することで、怪しまれにくくします。
環境に応じた変装は、警戒心を持たせない上で重要なこと。
例えば、ビジネス街の場合はスーツ姿で調べることで、対象者は探偵のことを「ただのサラリーマン」だと思うはずです。
状況によっては張り込むことも
浮気を調べている中で、対象者がコンビニや浮気相手の家に入ってしまう時があるかもしれません。
この場合、尾行から張り込みに切り替えます。
特にラブホテルや浮気相手の家であれば、不貞行為に及んでいるかもしれないため、張り込むことで浮気の証拠を得られるかもしれません。
なお、張り込む際にも上記で述べた変装が大切。
なぜなら、周辺住民から不審者と思われてしまい、通報されてしまう恐れがあるためです。
車内で張り込むのであれば、エンジンを消して無人の車のように思わせます。
なお、探偵の張り込みに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
(探偵事務所に教えてもらったプロの張り込み方法を紹介!の内部リンク)
事前調査である程度の先読みを行う
尾行する上では、事前の情報収集が求められるでしょう。
調査する場所の情報や対象者の情報などを把握しておくことで、ある程度対象者が向かう場所を先読みできます。
先読みできれば効率よく尾行でき、万が一見失ってもすぐに見つけられるでしょう。
車両尾行は徒歩よりも注意が必要?
車やバイクで追跡する時もありますが、この場合には徒歩よりも気をつけなければならないそうです。
一体どのようなところに、探偵は注意しているのでしょうか。
尾行する際は数台離れる
車やバイクなど車両による尾行では、対象者のすぐ後ろが危険とされています。
理由としては、尾行されていることに勘付かれる恐れがあるため。
そのため、わざと数台離れた上で行います。
少し間があれば対象者に怪しまれにくくなり、警戒心を持たれにくくなります。
このことは、タクシーを利用して尾行する際も同様とのこと。
対象者と探偵の間に入れる車に関しては、状況によって決まるらしく、台数が決まっているわけではないそうです。
出発のタイミングは非常に重要
出発のタイミングは、尾行する上で重要なポイント。
少しでもタイミングを間違えると、対象者に怪しまれてしまいます。
対象者が出発して見えなくなったぐらいがベストタイミングであり、その時点で出発します。
尾行で使う車は地味なもの
探偵事務所によっては数種類の車両を持っている場合もあるそうですが、基本的には地味な車を選びます。
その理由は派手な車は悪目立ちしてしまい、すぐに対象者が覚えてしまう恐れがあるため。
地味な車であれば印象に残りづらく、対象者の記憶に残りにくいのだそうです。
また、外国車の場合はハンドルの位置が日本車と異なるため、運転しにくいという問題もあります。
レンタカーを利用することも
探偵によっては、レンタカーを用いることもあるそうです。
レンタカーであればナンバープレートがバレても、探偵であるということまでは分かりません。
その上、他のレンタカーに変えて尾行すれば、対象者の警戒心を減らせるでしょう。
近年では、会員間で車をシェアするカーシェアリングを活用する探偵もいる模様。
もしかすると、今後は探偵も車を持たなくなるかもしれません。
探偵の尾行を素人が真似してはいけない理由
ここまで読んだ方の中には、「プロの尾行を真似すれば自分もできるのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、おすすめできるものではありません。
その理由は、主に4つあります。
理由①いつの間にか見失ってしまう
探偵いわく、一般人の尾行はプロの尾行と比べて見失いやすいそうです。
探偵は複数で動くことで見失ってしまうこと無く、対象者の言動を調査します。
一般人の場合は1人で行われることがほとんどであるため、ちょっと目を離しただけで見失ってしまうでしょう。
対象者がどこにいったのか分からなければ、その時点で尾行は失敗です。
理由②違法になる恐れがある
尾行方法によっては、軽犯罪法違反やプライバシーの侵害になるかもしれません。
仮に一般人の尾行で浮気の証拠が見つかったとしても、裁判所は違法性のある証拠を認めないため、せっかくの努力が水の泡になります。
その上、対象者から訴えられてしまえば、あなたが不利になるでしょう。
探偵の場合、探偵業法という法律で尾行による調査が認められており、特に問題なければ違法行為になりません。
そのため、安全に調べてほしいのであれば探偵に任せるのがおすすめです。
理由③対象者のことしか考えられない
尾行する時には、周囲のことも考えなくてはなりません。
もし対象者のことしか考えずに調べてしまうと、周辺住民に迷惑をかけてしまいます。
最悪の場合は不審者扱いされて通報されてしまい、調査が失敗してしまうかもしれません。
探偵は周囲のことも考えた上で、他の人に迷惑をかけること無く、対象者を調べます。
理由④時間と費用がかかってしまう
尾行調査というのは、時間と費用がかかるもの。
日中働いている方であれば、仕事をしながら尾行するというのは非常に難しいでしょう。
その上、費用がかかったとしても確実に浮気の証拠を見つけられるわけではありません。
探偵の場合はあなたの代わりに調べてくれるため、仕事で忙しい方でも安心して依頼できます。
費用はかかりますが、その分一般人には真似できない方法で調査し、あなたに有利な形で裁判を進めてくれるでしょう。
パートナーが怪しい場合は探偵事務所へ相談を
尾行というのは調査のプロである探偵だからこそできるものであり、安易に一般人ができるものではありません。
だからこそ、しっかりとパートナーの浮気を調べて欲しい時に最適です。
もしパートナーが怪しく思えるのであれば、ぜひ探偵事務所へ相談してみてください。
なお、以下の記事では過去に浮気調査を依頼したことがある私がまとめた、おすすめの探偵事務所をいくつか紹介しています。
これから探偵事務所を探す方は、ぜひ参考にしてみてください。