探偵事務所では、様々な浮気調査に対応するために数多くの機材を用意していますが、実際はどのような物をどの場面で利用しているのでしょうか。
この記事では、探偵事務所が主に用いる機材の紹介や使う場面などについて紹介します。
依頼内容や予算に合わせて機材を使い分ける
実際に浮気調査で使われる機材は、依頼内容や予算によって異なります。
例えば長期間の浮気調査であれば、数多くの機材を使って証拠を見つけます。
一方で短期間の場合は、2〜3種類の機材だけで済むことも。
また、難易度が高い浮気調査であれば、短期間であっても多くの機材を使うことがあります。
優れた調査員は機材の性能だけに頼らない
どれだけ高性能な機材を数多く使ったとしても、確実に浮気調査が成功するわけではありません。
なぜなら機材を使いこなす調査員のスキルが足りない場合、機材を使う以前に現場を明確に押さえられなかったり、対象者にばれてしまうことがあるためです。
調査員としてのスキルを生かしてこそ、機材の性能が発揮されます。
そのため、探偵事務所を選ぶ際には機材の多さや性能だけを見るのではなく、その探偵事務所に在籍している調査員の育成への企業努力や実績も確認しましょう。
浮気調査では数種類のカメラを使い分ける
浮気調査で使う機材の中で、最も重要なものがカメラです。
浮気調査では数種類のカメラを使って対象者の怪しい行動をチェックします。主に使うカメラは、「デジタルカメラ」「小型カメラ」「暗視カメラ」「ビデオカメラ」の4つ。
理想的な距離感に設定できるデジタルカメラ
デジタルカメラは、ほとんどの探偵事務所で使われる定番機材。
特に高画質で遠距離からでも撮影できるカメラがよく使われます。
浮気調査では、遠距離から対象者の行動をチェック。
ある程度距離を開けることで、対象者から不審がられる危険性を減らします。
しかし、遠距離に対応していないデジタルカメラの場合、せっかくの証拠写真がぼやけてしまうかもしれません。
そのため、遠距離でも撮影できるカメラが浮気調査で使われています。
特に遠距離での撮影に特化したカメラの場合、数百メートル離れていても、証拠として認められるような写真が撮影可能。
また、高画質の写真が撮影できることにより、証拠として認められやすくなります。
さり気なく対象者を撮影できる小型カメラ
対象者の近くで撮影したい場合には、小型カメラを使います。
近年では小型かつ高画質なアクションカメラが数多く販売されており、種類も豊富に揃っています。
浮気調査の場合、メガネやポケット、タバコの箱の中などに小型カメラを設置。
屋内での行動を撮影したい時や、直接対象者と接触する時に役立ちます。
暗い夜での調査に最適な暗視カメラ
暗いエリアで浮気調査を行う際には、暗視カメラがぴったり。
暗視カメラも小型カメラ同様に以前よりも大きく発展しており、暗い夜でもはっきりと建物や人物が撮影できるようになりました。
都市部であれば夜でも明るいため、暗視カメラが使われることはあまりありません。
しかし、街灯が少ない地方での調査であれば暗視カメラが使われやすいです。。
動画を撮影する際にはビデオカメラ
写真ではなく動画で証拠を押さえたい時には、ビデオカメラが使われます。
ビデオカメラを使うことで、対象者が浮気相手のマンションやラブホテルへ入っていくシーンを録画できます。
動画というのは、写真と同じく浮気の証拠として強力です。
また、いくつかのレンズやオプションパーツを組み合わせることにより、撮影しやすいカメラに調整できるところも魅力的なポイント。
レコーダーとして使うこともできるため、浮気現場の状況に合わせて柔軟に対応しやすい機材といえます。
カメラを固定するための三脚も大切
証拠を押さえる際には、はっきりと浮気現場が分かるような証拠写真を撮影しなければなりません。
ぼやけてしまったり、手がブレてしまったりした写真は証拠として認められない可能性があります。
そのような問題を解決するために、探偵事務所では三脚を使ってしっかりと撮影します。
カメラ同様、三脚も撮影する場所によって使い分けます。
車内や建物の中に設置する場合は、安定感もある大きな三脚を使用。
一方で目立ちにくい場所に設置するのであれば、小型の三脚を使います。
もちろん、使うカメラの大きさによって三脚を変えることもあります。
カメラ以外に重要な機材とは?
浮気調査では、カメラ以外にも様々な機材を使います。
一体、どのような機材を使って対象者の怪しい行動を調べるのでしょうか。
怪しい会話を録音するICレコーダー
浮気の証拠は写真だけではなく、音声も証拠として認められます。
その時に最適な機材がICレコーダーです。
ICレコーダーを使って、浮気調査の強力な証拠となる対象者の会話を録音。
ICレコーダーの機能は年々向上しているため、騒がしい場所であっても対象者の声を拾えます。
一方で「ICレコーダーを使って勝手に録音するのは違法では?」と思う方がいるかもしれませんが、特に違法ではありません。
しかし、音声を録音するために無許可で他人の敷地内に入ったり、録音した音声を使って脅したりした場合は違反となります。
具体的には、声を録音するために無許可で他人の敷地内に入った場合は住居侵入罪、録音した音声を使って脅した場合は脅迫罪として扱われます。
対象者のルートを調べるGPS機器
対象者が毎日どのようなルートを辿っているのか調べる際には、GPS機器が役立ちます。
GPS機器を取り付けることにより、日頃のルートを確認できます。
また、最新鋭の機器であれば立ち寄った場所や日時まで判明。
怪しい行動をこれまで以上に確認しやすくなり、スムーズな浮気調査が行えます。
ただし、GPS機器を使った浮気調査は少しでも間違えると違法行為になってしまいます。
例えば浮気相手が住む家に侵入して車に取り付けた場合、上記でも触れた住居侵入罪に。
また、設置する相手が妻や夫であったとしても、プライバシーの侵害として扱われる可能性があります。
そのようなことから、探偵事務所によってはGPS機器を全く使わずに調査を進めます。
探偵が使う機材を素人が利用するのはどうなの?
探偵事務所が使う機材は素人でも使えそうな物ばかりと思っている方、
安易に探偵事務所で用いられる機材を使うのは危険です。
なぜなら機材の扱い方次第で違法行為になるためです。
もし違法なことをした上で証拠を見つけたとしても裁判所から証拠として認めてもえらないどころか、仮に認めてもらえたとしても対象者から訴えられる可能性があります。
また機材の使い方を間違えて浮気調査がバレてしまい、調査が難しくなってしまうケースもあるようです。
自分で調べたい気持ちがあるかもしれませんが、安全かつ確実に調べてもらうためにもプロである探偵事務所へ依頼しましょう。
どうしても自分で調べたい場合には、探偵事務所に相談してみましょう。
探偵事務所によって、GPS機器のレンタルを行っている場合があり、犯罪にならないようにアドバイスを聞いてみましょう。
探偵事務所の使用機材まとめ
探偵事務所では数種類のカメラやICレコーダーといった機材を用いて、対象者の浮気調査を行います。もし依頼したい探偵事務所が使う機材が気になるのであれば、相談する際にスタッフへ聞いてみましょう。 機材は高性能なものは高額になるため。探偵事務所によっては購入ができないところもあるようです。
依頼する前に料金や口コミなども参考にして探偵事務所を選びましょう。